みんなの副業

【みんなの副業 vol.05】ITエンジニア/技術アドバイザー 月500,000円の副収入 40代男性 miyabioさんの場合

習得した技術レベルの高さから高収入のイメージが強いITエンジニア。今回は、大手企業のアドバイザーという貴重な経験をお持ちの現役ITエンジニアの方に、ご自身の副業についてお話いただきました。

あなたのメインの副業を教えて頂けますか?

とある上場企業を技術的に支援するお仕事をしています・IT技術アドバイザーを担当しています。

どんなお仕事ですか?

ある大きめのプロジェクトにアドバイザーとして参画しており、そのプロジェクトで採用予定の技術の調査や検証、調査結果を基にしたシステムの提案、既存システムへのアドバイスや提言などが主な作業です。そのアドバイザリー費用として対価をいただいています。

今回お話を伺った40代男性 miyabioさん(本業:上場企業のITエンジニア)。副業歴は半年ほど。

拘束時間は1週間に1回開かれるミーティング(Skype)程度で、それ以外は事前にいただいた宿題・課題に対する調査を家で行っています。 報酬は月額固定なので稼働時間の多寡が収入には直結しませんが、信用と信頼が大事なので一切手は抜くことができません。また専門的な知見がかなり必要なので、自分が知らなかった技術などのキャッチアップには苦労しています。 その分、時間単価から考えるとかなり多めの報酬をいただいています。

月の副業収入はどれくらいですか?

50万円ほどです。稼働は週10時間程度、月あたりだと40時間前後です。

副業で月50万円は多い方だと思いますが、本業はそれ以上…つまり、本業+副業で年収1000万円を超えているという感じでしょうか?

大きな声では言えないですが、そのとおりです。

このインタビューの続き…

・案件はどうやって獲得?(具体的な登録先)
・副業技術アドバイザーのメリット&デメリット
・副業を継続できるよう注意している点
・技術分野や言語
本業とのバランス
・新型コロナウィルスに対して注意していること
・これから副業をはじめる方へのアドバイス

アドバイザーとしての副業は、どうやって獲得しましたか?

副業案件を仲介してくれる会社がいくつかあるのですが、そちらのうちある一社から案件を紹介していただくかたちで案件の契約をさせていただきました。

具体的な登録先としては、

・サーキュレーション (サービス名はflexy)
・CAMELORS (サービス名はSOKUDAN)
・PERSOL(サービス名はi-common)

などですね。

IT技術アドバイザーのメリット

拘束時間が少なく自由に時間調整が可能なので、平日の仕事後や休日・祝日の空き時間を使って作業できるのがメリットだと思っています。

また、自分が正業で培った専門知識を活かせるので、副業向けに新たにスキルを獲得しなくても対応ができるのは負担が比較的少く済むので良かったです。

デメリット

信用と責任がとにかく大事なので、先方からの宿題はとにかく100%以上で回答し続ける事が必要です。そのためにはレベルの低い事や技術的に浅い事を言うわけにはいかないので、やはりそれなりに調査や検証に苦労はします。そして責任も重いのでプレッシャーも大きく、プライベートな時間も減り休日も気が休まる時間が少なくなるのは、デメリットではあると思います。

副業で継続的に収入をえるために気をつけていること

正業と副業で、あまりにもかけ離れた分野の事は行わないようにしています。もちろん競合となる会社やプロジェクトの案件は避けますが、正業で培った技術や知識が副業でも活かせ、副業で培った経験が正業にもフィードバックできるような案件を選ぶようにしています。

そうすることでただ時間を浪費するだけでなく、やった分だけ正業副業ともに好循環が生まれるようにすることで、気持ち的にもパフォーマンス的にも疲弊せず長続きできるよう工夫しています。

あとは、家で仕事をすることが多くなったので、リモートワーク環境や在宅ワークの環境を整えて働きやすくしました。たとえば椅子は長時間の仕事をするにはとても大事なので、ちょっと高めの椅子を買って腰の負担を減らしたりしました。そういう感じで、無理せず続けられる環境を作るためには投資を惜しまないくらいの気持ちで挑むのが大事だと思っています。

本業や技術分野・言語について教えて頂けますか?

本業は、色々担当しているのですが、得意分野はサーバーサイドエンジニア、SREです。
副業についてはNDAがあるので対象分野についてはちょっとお伝えできません。

本業と副業とのバランス

時間を決めて、いかに効率的に切り替えを行えるか、がとても大事なので、気をつけています。 毎朝、正業副業ともにどんなタスクをこなすか一覧で整理して、時間の見積もりをした上で、それぞれ何時から何時まで仕事をするかをはっきり決めてから作業に取り掛かるようにしています。

新型コロナウィルス感染について、気をつけていることはありますか?

元々は先方の会社に訪れてミーティングを行っていましたが、今はSkype経由でミーティングを実施するようにしています。

これから副業を頑張る方へのアドバイスをお願いします!

副業のために新たに何かを身につけたりスキルを習得するのは結構たいへんなので、副業を長く続けるためには今自分の手にある知識や能力をどう使ったら副業に活かせるか、を考えるのが大事だと思います。

文章を書くのが得意な人はライター系の仕事も良いでしょうし、細かい事務作業が得意な人はExcelで何かをまとめるような副業も向いていると思います。私はITエンジニアですので、そのスキルや知見を活かせる仕事として今の副業を選びました。

そして、正業も副業も、家族との時間も含めて人生なので、自分の時間の切り売りをしてお金をいただくのではなく、副業の経験が自分の人生を楽しく豊かにする、そんな副業を選ぶのが継続への近道だと思います。

今回お話を伺った40代男性 miyabioさん(本業:上場企業のITエンジニア)。副業歴は半年ほど。