すでにご存知のかも多いかもしれませんが、Uber Eatsでは配達パートナーとして配達に参加するほかにも、自身が経営するレストランを提携させたり、Web上で料理を注文することが可能です。
今回はUber Eatsのシステムを支える注文ユーザー、提携レストラン、配達パートナーといった3要素について、あらためておさらいしてみましょう。
Contents
Uber Eatsの仕組みとは?
Uber Eatsにおけるオーダーの仕組みは
- Uber Eatsユーザーがサイト上で料理の注文を行い
- Uber Eats提携レストランが料理を作り
- Uber Eats配達パートナーが注文ユーザーへ料理の配達を行う
大まかに、このような流れとなっています。
Uber Eatsは注文、調理、配達の3間を取り持つシステムを提供し、手数料を受け取ることで収益を生み出しています。
Uber Eats自体が直接料理を作ったり、配達事業でドライバーを雇っているわけではなく、システム&アプリ提供やカスタマーサポートとしてあくまでパートナー提携しているだけです。
以下ではそれぞれを、もう少し詳しく見てみましょう。
Uber Eatsユーザー

Uber Eatsのアカウントを作成すると、ユーザーはUber Eatsのサイト上からサービスエリア内において料理の注文を行うことができます。
出前といったどちらかというとお腹を満たすためのデリバリー用途にとどまるのではなく、都心部における人気店舗のメニューを自宅やパーティー会場で楽しめる、というグルメを楽しめるのも魅力的ですね。
上記のような目的から、Uber Eatsの注文ユーザーは比較的に高所得者の方が多いそうです。

価格は決して安いとは言えません。
料金はUber Eats手数料を店舗がどれだけ受け持つかによって異なりますが、例えば『長崎ちゃんぽん リンガーハット KITTE博多店』の『長崎皿うどん』であれば、店舗価格の520円に対して、Uber Eatsでは900円と価格設定されており、

これに現在380円(※福岡エリア)の配達手数料を加えると、合計で1,280円となります。
配達手数料(Delivery Fee)が別途かかるのに、店舗価格よりもUber Eatsでの表示価格が高くなっているのは容器代のほかに店舗側も注文受注時にUber Eatsへ手数料を払わなければならないため、店舗価格に比べて約30%ほど割高となっているのです。
Uber Eats提携レストラン

Uber Eatsのウェブサイト上で注文を受け付けたい店舗は、Uber Eatsのサイトからレストランパートナー申請を行うことで可能となります。
一説には申請時に10万円程度の手数料、オーダーごとに注文価格の約30%程度をUber Eatsへ支払う必要があるとのこと。
(※多くのフードデリバリー代行業者の手数料がおおよそ30%程度だそうです)
↑のリンガーハットのようにUber Eats上の料理価格が店舗表示価格よりも高いのは、提携店舗の手数料30%ぶんを実質的に注文ユーザーが負担している為なのです。
こうして見ると、Uber Eatsってけっこうエグい金額を徴収していますね・・・
Uber Eats配達パートナー

個人事業主としてUber Eatsと提携を結び、料理の配達を行います。
Uber Eatsとはあくまでパートナー提携するのみであり、雇用されるわけではありません。当然ながら配達中に事故に巻き込まれても労災による保障などが存在しない点に注意が必要です。
Uber Eatsユーザーが料理の注文を行うと提携店舗への調理オーダーとともに、配達パートナーへの配達依頼がUber Eatsアプリ上に通知されます。
配達パートナーは一定時間、オーダーに対して配達を担当するかを任意に選択可能で、オーダーを受注すると店舗へ料理の受け取り(ピック)とともに、注文ユーザーの地点へ配達(ドロップ)を行う任務がスタートし、それらを完了するとUber Eatsから報酬が支払われます。
配達報酬について
基本報酬は4つの要素で決められており
- 受け取り料金
「配達パートナーが飲食店から商品を受け取った際に発生する報酬」です
配達パートナーが飲食店から商品を受け取ると300円が報酬に加算されます。 - 受け渡し料金
「配達パートナーが飲食店から受け取った商品を注文客に渡した際に発生する報酬」です。
配達パートナーが注文客に商品を渡すたびに170円が報酬に加算されます。 - 配達距離
飲食店から注文客までの配達距離に応じて報酬が加算されます。
配達距離1kmごとに150円が報酬に加算されます。 - 手数料
Uber Eatsの配達パートナーは手数料が発生します。
受け取り料金・受け渡し料金・距離料金の合計金額の35%が手数料として差し引かれます。
例えば、3kmの配達を行った場合の報酬は以下のとおり。
- (300+170+150×3)×0.65=598円
- (受け取り料金+受け渡し料金+距離料金-手数料=報酬額)
これに、ブーストとインセンティブを加えた金額が報酬として翌週に振り込まれるのです。
まとめ

今までに無い料理を自宅で楽しめたり、デリバリー部門という新たな窓口で注文数を伸ばしたり、気が向いたときに配達でお小遣いを稼げたり、それぞれにとってメリットがありそうなUber Eatsなのですが、
- 注文ユーザーから注文ごとに380円(※地域によって異なります)
- 提携レストランから注文価格の30%(※実質注文ユーザーが負担しているところが多い)
- 配達ユーザーの報酬から35%
その一方、システム提供料やサポート料として、決して安くはない手数料をそれぞれが徴収されているのも事実。
ここ最近では配達パートナーのオーダー数やインセンティブも徐々に変化してきているようで、Uber Eats運営が新たな転換期に入ったともウワサされています。
ユーザー、レストラン、配達パートナー、どれが欠けても成り立たず、それぞれの絶妙なバランスで支持されているUber Eatsの仕組みは、新たなビジネスモデルとして成功するのか、はたまた搾取ビジネスと認知され国内から淘汰されてしまうのか、運営の今後の動向に注目していきたいところです。
その他、Uber Eats配達パートナー/副業をはじめるのに必要な知識など、初心者向けの情報を網羅した下記記事もご参考ください。
また、
Uber Eats配達パートナーをはじめてみよう!と思った方は、下記の公式募集ページへ進んでみましょう。
[ccaf_Uber Eats]