みんなの副業

【みんなの副業 vol.04】ピアノ講師 月10,000円の副収入 40代女性 東さんの場合

ピアノ講師 副業

自分のスキルを活かして副業収入を得る人が増える中、今回はピアノ講師をされてる方に気になる実際の仕事内容や、収入、月の稼働時間などのお話を聞くことができました。

あなたのメインの副業を教えて頂けますか?

自宅でピアノ講師をやっています。

今回お話を伺った40代女性 東さおりさん(本業:福祉施設や自治体の非常勤音楽講師)。副業としてのピアノ講師歴は3年ほど。写真は地域の公民館でのレッスンの様子。

ピアノ講師としての副業はどのように進めていますか?

ピアノのレッスンは月に3日~5日。私の自宅で行っていて、生徒さん1人当たり1回30分。だいたい1人当たり月に2~3回レッスンに来られています。現在は4名の生徒さんがレッスンに来られています。

レッスン日は前の月に双方で話し合って、私の本業や保護者の送迎・学校行事等に配慮してお互いが無理のないスケジュールで予定を組んでいます。月末に、その月のレッスン回数に応じた料金設定にしていて、回数分の料金を徴収させて頂いています。

月の収入はどれくらいですか?

約10,000円ほどです。月4時間くらいの稼働時間ですね。

このインタビューの続き…

・生徒さんはどうやって獲得していますか?
・ピアノ講師としての副業のメリット&デメリット
・ピアノ講師の副業を継続できるよう注意している点
本業とのバランス
・新型コロナウィルスに対して注意していること
・これから副業『ピアノ講師』をはじめる方へのアドバイス

生徒さんはどうやって獲得していますか?

自主的に宣伝することはなく生徒さんからの口コミです。

ピアノ講師としての副業のメリット

自分の特技を活かせることです。人に教えるということは、自分自身がピアノに関する知識や経験がないと出来ないし、何より《好き》《楽しい》という思いがないとできないことだと思うんです。

私自身、小さいころからピアノ教室に通っていたので、生徒さん達には私の様に、生涯ピアノを楽しんでもらえるようにという思いで接しています。

逆にデメリットに感じるところを教えて頂けますか?

デメリットというわけではありませんが、お月謝を戴いている以上は私自身の演奏技術や知識が必要になってきます。たくさんある教室の中からわざわざ私の教室に習いに来てもらっているのですが、私の教室は一般的な教室とは異なり発表会やコンクール等は開催していません。

その分、生徒さんや保護者の方には密に接し、発表会の代わりとなるような取り組みやイベントを提起していかなくてはいけないと常に配慮しています。

ピアノ講師の副業を継続できるよう注意している点

あまりがむしゃらにならないことですかね。肩の力を抜いてありのままの自分で、1人の女性として魅力的でありたいと思っています。本当にピアノの演奏技術のみを上げたいと感じておられる方には、私ではない別の教室を勧めたこともあります。私は自分自身も生徒さんにもピアノをゆったりと楽しむというスタンスでやっていきたいので、キャパを超えるようなことはしないようにしています。

又、副業ではありますが《ピアノの先生》として恥ずかしくないよう、自身の自己研鑽に努めています。自分自身40年位ピアノと関わっていますが演奏技術が高い方ではないと認識しています(笑)。なので、技術面で足りない部分を自身の強みとしてアピールできるようピアノの資格はもちろん、それ以外の様々な資格も保有しています。

本業(福祉施設や自治体の非常勤音楽講師)と副業は、どうバランスをとっていますか?

あくまでも本業のスケジュールを最優先として、副業は体力的に負担がないよう予定を立てています。

新型コロナウィルスの感染について注意していることはありますか?

本業で福祉施設に行っているので、免疫力の低い高齢者の方々に病気を移さないよう自分自身の健康には人一倍気を使っています。ピアノの生徒さんや保護者の方には『風邪症状やご家族に感染症の方がおられる場合はレッスンはお休みして下さい』と口頭だけでなく書面でもお願いしています。

これから副業として『ピアノ講師』をはじめる方にアドバイスをお願いします!

ピアノの先生という仕事は《人対人》の仕事なので、コミュニケーション能力が求められます。何より、人と関わることが好きでないと出来ない仕事です。又、子ども相手だと忍耐力も必要になってきます(笑)。

本業をこなしながら副業で子供と関わるということを考えると、ストレスに強くマイペースに向き合える性格でないと両立は難しいでしょうね。私自身ピアノが大好きなので、自分が好きなこと・得意なことを仕事にできることは幸せなことだと思います。その反面、先生である以上求められることや制約も生じてきます。

そのような場合にどのように受け止めて1つ1つを前向きに対処していくのかという自己肯定能力も必要になってくると思います。

ピアノ講師 副業
今回お話を伺った40代女性 東さおりさん(本業:福祉施設や自治体の非常勤音楽講師)。副業としてのピアノ講師歴は3年ほど。