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エニカ(Anyca)のオーナー登録をする前に!収益や事故、トラブルへの保険内容などを確認してみましょう

エニカは事故やトラブルが起きた時のために、エニカではドライバー側に『1日自動車保険』への加入を義務付けていますが、車の貸し手として、この1日自動車保険が愛車をちゃんと守ってくれるのか心配になるところ。

結論として、エニカの自動車保険はすべての事故やトラブルに対応しているわけではありません。

本記事では、オーナー側が事前に知っておくべき注意点や対処法を解説していきます。

エニカのオーナーになる前に確認するべきポイント

エニカを利用して車を貸すことで、レンタル料金を稼ぐことができます。

オーナー側はその収益を、車の維持費や生活費の足しにすることが可能です。

そのような画期的な個人間におけるカーシェアリングサービスですが、オーナー側が事前に知っておくべきポイントがあります。

それは、

  • 収益の計算方法
  • トラブルの内容
  • 自動車保険

の3つです。

収益は貸出料金からエニカ利用手数料を引いた額

エニカのオーナー側に入る収益は、エニカ手数料10%を差し引いた金額です。
つまり、「車のレンタル料金-手数料10%=オーナー側の手元に入る収益」ということ。

オーナー登録時に車の情報を入力すると、エニカの運営側から貸出時の上限金額が指定されます。
大体国内車の7人乗りで、1日あたり7,000円ほどが平均額です。

仮にレンタル料金を6,000円に設定した場合、「6,000円-700円=5,300円」がオーナー側に入る収益になります。

エニカの利用で最も多いトラブルは『遅刻』

エニカの利用者間で、一番発生しているトラブルは『遅刻』です。
車の受け渡し場所に時間になっても現れず、車の受け渡しができないというケースです。

そんな遅刻への対応策として、エニカは評価制度を設けています。
相手側がいままでトラブルを起こしていないか、他のオーナーがつけた評価からチェックできるのです。

また、エニカのオーナーとしては、やはり運転中の事故が心配ですよね。
2015年~2016年3月と少し古い情報ではありますが、約2,500回に渡るシェアのうち、車体にキズをつけられるなどのトラブルは1%以下だったということ。

エニカを利用するうえで、事故や破損を過度に心配する必要はなさそうです。

 

【傷、ヘコミ、汚れetc...】エニカのカーシェアにまつわるトラブル例をツイートも交えてご紹介します個人間でのカーシェアリングサービスではトラブルもつきもの。何も知らないで片っ端からドライバーと契約していたら、最悪の場合「車が壊れて返っ...

コチラの記事ではツイートも交えた実際のトラブル例や考察などをご紹介しております。

気になる方は参考にされてみてください。

エニカ独自の自動車保険が完備されている

エニカはドライバー側に対して、1日自動車保険への加入を義務付けています。
契約と同時に自動加入する仕組みになっているので、オーナー側は安心して車を貸し出せる仕組みです。

とはいえ、その補償内容はすべてのトラブルに対応しているわけではありません。
レンタカー業者の自動車保証と内容は変わりませんが、それでも注意するべき点はいくつかあります。

エニカの1日自動車保険は完璧ではない!

エニカの1日自動車保険では、補償できないトラブルもあります。
たとえば、「盗難被害」や「停車中の当て逃げ」は補償対象外となり、ドライバー側が全額自己負担しなければいけません。

エニカの自動車保険は、相手方がいない事故による車両保険は適用されないのです。
また、ドライバー側の支払いが困難な場合、オーナー側が精算しなければいけない場合もあります。

いざという時のためにも、契約前にドライバー側の評価や運転歴などをチェックしておく必要があるでしょう。

エニカの1日自動車保険の概要

エニカには、東京海上日動火災保険との共同で作り出した1日自動車保険があります。
料金は1日/1,800円で、運転手が複数人(上限3人まで)登録する場合は+900円の1日/2,700円です。

ドライバー側が契約時に、レンタル料金と一緒に保険料も支払う仕組み。
7,000円の車をレンタルするためには、「7,000円+1,800円=8,800円」を支払うということです。

エニカはオーナー側の利用がなければ、サービスが成り立ちません。
そのため、エニカは貸し手が安心できるように、ドライバー側に自動車保険の加入を義務づけているのです。

高級車をシェアするのは危険!車両の損害は300万円が上限

エニカの1日自動車保険の内容について見ていきます。
『対人賠償責任/無制限』
運転中の事故によって、他人をケガもしくは死亡させた場合、相手方に対する保険金は無制限で支払われます。

『対物賠償責任/無制限』
運転中の事故によって、車や塀など他人の財産を壊し、法律的に支払いの義務が生じた場合は、無制限で支払われます。

『搭乗者傷害特約/1,000万円』
運転中の事故によって、搭乗者がケガ・死亡・後遺障害などを負った場合、1,000万円までの補償があります。

『自損事故傷害/1,000万円』
運転中に自損事故を起こした場合、搭乗者傷害特約同様に1,000万円までの補償があります。

『車両保険/限度額300万円(自己負担額10万円)』
運転によって車が破損した場合、修理や買い替えの補償として上限300万円の保険金が支払われます。

エニカの1日自動車保険で注意するべき点は、『車両保険の上限額が300万円まで』『ドライバー側は1~10万円分は自己負担』の2つです。
費用が10万円までの小規模な修理は、保険による補償が使えません。

また、時価300万円を超える高級車が廃車になると、上限を超えた分は自己負担で賄います。
金額が大きければ回収までに時間がかかったり、一部負担しなければいけないリスクが上がることを理解しておきましょう。

いざという時のために、エニカのオーナーは任意で加入する自動車保険の内容を確認しておくべきなのです。

エニカ内でのトラブルには自分の自動車保険は利用できない?

エニカのオーナーは、『盗難』や『当て逃げ』による損害を、自身が加入している任意保険で補填する方もいます。
実際にエニカに問い合わせましたが、利用規約に反するなどのペナルティはないとのことです。

ただし、自身の任意保険を利用するさいには、等級の変動によって保険金額があがることを注意してください。
また、営利目的での事故やトラブルは、補償対象外としている保険会社も少なくありません。

エニカでオーナー登録をする前に、一度任意で加入している自動車保険の内容を確認しておく必要があるのです。

まとめ

本記事では、エニカのオーナー登録をする前に知っておきたい、自動車保険の注意事項を紹介しました。

  1. エニカの1日自動車保険は『盗難』『当て逃げ』は保険対象外
  2. 運転手側に支払い能力がない場合、任意で加入している自動車保険で補填するオーナーもいる

原則としては、ドライバー側が自己負担のケースがほとんどです。
エニカには専用の修理サポートセンターがあり、クレジットカード払いができる仕組みになっています。

見積もり書→修理発注→決算」までの流れを、すべてエニカのアプリ内で完結できるため、スムーズに負担額を支払ってもらえるのです。
ただ、不幸なことにいろんな条件が重なると、オーナー側が修理費などを負担するリスクも少なからずあります。

  •  トラブルを未然に防ぐ対策としてドライバー側の評価を厳しくチェックする
  •  トラブルが起きた後の対策として任意の自動車保険の内容をチェックする

この2つは、エニカのオーナーとして活動するうえで、忘れてはいけないポイントとなりそうです。

 

 

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