Anyca

話題のカーシェアアプリAnyca(エニカ)アプリの使い方・サービスを徹底解説

いまカーシェアアプリの中で最も注目を集める『Anyca(エニカ)』。車を借りたい人と車を貸したい人をつなげる、まったく新しいタイプのカーシェアリングサービスとして、大きな評判を呼んでいます。

でも実際にエニカで車を借りるのはどうやるのか、便利なのか、お得なのか、貸し出す場合は、など、使い勝手からサービス内容まで、気になるところがたくさんあるはず。

今回は、話題のカーシェアアプリエニカのアプリケーションに関するすべてを徹底解説します。

カーシェアアプリ『Anyca(エニカ)』についておさらい

カーシェアアプリ『エニカ』最大の特徴は、車を個人と個人の間で貸し借りするという点です。

これまでのカーシェアサービスの多くは、レンタカー会社が所有する車を駐車場で借りて乗るタイプのカーシェアがほとんどでした。しかし、利用する車ごとに契約が必要だったり、自宅のそばのカーシェアサービスがどこにあるのかわからない、など、決してお手軽なサービスとは言えない側面がありました。

しかしエニカの登場ですべてが変わりました。入会契約はスマホでOK。車を探すのもスマホでOK。貸し借りの連絡も、料金の支払いも、みんなスマホでOK。もちろん、事故保障やトラブルサポートなど、これまでのカーレンタルと変わらないサービスも充実。エニカは既存のカーレンタルとは一線を画す、新しい時代のカーシェアサービスです。

まずはアプリをダウンロード 借りたい車を選ぶ検索方法は?

まずはエニカのアプリをダウンロードします。プロフィール設定のほか、料金を支払うクレジットカードの情報などを入力します。

◆主な入力項目

  • メールアドレス
  • パスワード
  • 名前(ニックネーム)
  • プロフィール写真

次に、カーシェアをするためのドライバー登録を行います。免許証やクレジットカード番号など、照会の必要な項目があるので、登録に最大で24時間がかかります。

◆ドライバー登録の必要項目

  • 免許証
  • 携帯電話番号
  • クレジットカード情報

すべての登録が完了したら、カーシェアレンタルが開始できます。

エニカではお住まいの地域や現在地情報などを元に、いま借りられる車が画面に表示されます。

・・・筆者の個人的な感想ですが、自宅の近所でこんなにたくさんの人がエニカで車を貸しているのか、と驚きました。「ここから300m」のように、現在地からカーシェアしている車までの距離も表示されます。そんな近所にいたのか・・・と、エニカのアプリがかなり広く普及していると実感しました。

中には高級外車を貸し出している人もちらほらと。まさか、と思い、東京都の高級住宅街付近で『ポルシェ』と検索してみると・・・、出るわ出るわポルシェの山。911カレラからボクスター、カイエンまで、ありとあらゆるポルシェが揃っています。国産車に較べて料金はお高めですが、専門の外車レンタルサービスと較べるなら、料金はかなり低めの設定をされているようです。

借りたい車・オーナーのプロフィールをチェック

検索結果の一覧には、値段や車の写真、エリア情報などが合わせて表示されます。気になる車があったらタップしてみましょう。その車のページを開くと、オーナーと車の情報を見ることができます。

記載されている主な情報は以下の通りです。

  • 車種
  • 車の場所
  • シェア料金(平日・土日 走行距離別 および割引情報)
  • オーナーのレンタル実績(星の数5段階☆☆☆☆☆ 評価数)
  • 車のアピールポイント
  • 車体詳細情報(サイズ 燃費 カスタム外装 )
  • シェア条件(禁煙、食事不可、ペット不可、サーキット走行禁止、など)
  • 受け渡し場所の詳細
  • 12か月分(1年間)の予約空き状況

カーシェアする際に最も気になる料金は、車のオーナー自身が自分で設定した料金になっています。それでもよその料金を参考に値付けするオーナーがほとんどなので、極端に高い料金の車はほとんどありません。

注意したいのは「シェア条件」。車内禁煙、食事の可否、ペット同乗のOK/NGなど、細かな条件が書かれています。自分の乗りたいスタイルに合った車を探すように注意しましょう。

車を予約する場合、オーナーとの連絡は?

借りたい車が決まったら、オーナーに連絡します。画面下にある水色のボタンをタップしましょう。車の予約にはドライバー登録が必要です。

エニカのカーシェア連絡は、基本はエニカのアプリ経由で行われます。

借りたい日にちと時間を入力すると、アプリを介してオーナーに連絡が行きます。
その後、アプリを介してオーナーから返事が届きます。オーナーの都合がつけばすぐ返信が届きますが、レスポンスが遅くなる場合があります。オーナーはプロフィールページにおよその返信時間を記載しているので、カーシェア時の目安にしましょう。

アプリ経由でオーナーと連絡がついたら、借りたい日にち・時間・受け渡し場所などをやりとりします。お互いに条件や都合が合えば、カーシェア契約が成立します。あとは当日、約束した場所へ行って、車を借りるだけです。

料金はカーシェア後にクレジットカードから自動引き落としされます。
また、ガソリン代についてはクレジットカードによる引き落としではなく、オーナーとの話し合いになります。満タン返しを設定されているオーナーがほとんどですが、カーシェア時にオーナーと話し合うよう注意しましょう。

カーシェア利用後、再びオーナーに連絡し、車を返却します。

電池を切らさないように注意

カーシェア時にはアプリを介してオーナーと何度か連絡をとるケースが出てくることがあります。スマホの電源が落ちないよう注意が必要です。

しかし、オーナーによっては、車にライターソケットやUSB端子用の携帯電話充電ケーブルを積んでいるケースも多いです。充電機器の有無は車のプロフィールページに記載されているので、必ずチェックしておきましょう。

もしものときは? トラブル時の対応

万が一、カーシェア中に事故が起きてしまったり、突然車が故障した場合など、エニカ利用時にはどのように対応するのでしょうか。

エニカでは、車をシェアしてオーナーから車を受け取った瞬間から、東京海上日動の任意保険が自動的に付与されます。借りる日にち分だけの契約で、最短で1日のみの自動車保険になります。もちろん対人・対物無制限。車両保険も付いていて、免責金額は10万円です。これは従来のレンタカー会社の保険契約と比較しても遜色はありません。

注意が必要なのは、エニカ利用時に事故や故障が起きた場合、借りる側が普段加入している自動車保険は、適用されるケースと適用されないケースが分かれてくることです。これは借りる側の加入している保険のサービス内容次第で変わる部分なので、エニカ利用時にサービスを受けられるかどうか、確認してみてください。

車を人に貸したい! Anycaオーナーになるには?

エニカ最大の特徴である個人間取引・C2Cによるカーシェアリング。ここまでは借りる側の目線で紹介しました。では貸す側・オーナーになるには、どうすればよいのでしょうか。

エニカで車を貸すには、同じアプリを使って「Anycaオーナー」に登録する必要があります。

登録する車の写真をアップロードし、車検証、説明文、装備類の記入をします。写真は乗る人がイメージしやすいよう、車の全体写真や、主な受け渡しをおこなう駐車場、車内の様子など、複数の写真をアップすると、利用者の増加につながりやすいでしょう。

愛車をスマホで撮影するのもいいですが、エニカでは定期的にプロカメラマンによる合同撮影会のイベントを開催しています。エニカオーナーであれば参加は無料です。エニカの公式サイトでは、まるでパンフレットに掲載されるようなプロの写真が掲載されています。

ちなみに車の写真は、低めの目線で少し遠くから撮影するとカッコよく撮れます。路面ギリギリから撮るとスポーツカーのようにシャープなスピード感が出ます。逆にリアから撮る場合は車に近づいてボリューム感を見せるようにするとカッコよく・・・話が逸れました。とにかく写真は顧客増加につながる重要ポイントなので、エニカオーナーになる方はぜひ愛車をカッコよく撮影しましょう。

画像引用:anyca.net

最も重要な記入項目は車をシェアできない日の設定です。ご自身の予定と照らし合わせて、シェアNGの日にはバツ印をつけます。エニカオーナーとして車を貸し出すようになると、このスケジュールの部分を最も頻繁に操作することになります。

予約が入った場合、借りるユーザーからアプリ経由で連絡が入り、貸し出しまでのやりとりを行います。

万が一のことですが、貸し出した愛車が事故に見舞われた場合、対応するのは主にドライバーの責務になります。それでも事故対応などは保険会社が対応し、事故修理もエニカ提携の自動車整備工場で行われます。トラブル時のオーナーの負担は少ないと言っていいでしょう。

シェア料金の設定はオーナー自身が決めることになります。他のオーナーの決めた料金を参考にして、自由な金額を決められます。安く設定して回転率を高めるか、質や装備の充実ぶりをアピールして少し高めの設定にするか、など、いろいろ計画するのは楽しそうです。

日にちごとの割引サービスを自分で企画することもできるので、利用者を増やして収益を増加させたいオーナーは、いろいろな貸し出しアイデアを考えるのも楽しいでしょう。

エニカオーナーの貸し出しサービスでは、貸し出し料金の10%を手数料として運営側に支払うことになります。東京23区で愛車を貸し出したオーナーの月額平均収益は約2万5,000円(※運営側の公表金額)。これは一般的な新車のローンの振込額とそんなに変わらないよな・・・と考える方は、一度エニカオーナーへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

話題のカーシェアアプリ・エニカを解説してきましたが、いかがでしたか? 筆者は車との付き合い方が変わるような印象を受けました。車を持たずにカーシェアで使いこなすこともお得になるでしょうし、オーナーになって利用者を増やしてお小遣いを増やしたい人にも便利でしょう。

最後に、エニカオーナーの方々は、愛車のプロフィールなどを拝見するかぎり、どなたも車が好きな方が多いような印象を受けました。車が好きな人から車を借りるのは、なかなか気持ちのいいものです。思い切って高級外車を借りるのもよし、1日だけRV車を借りて家族でレジャーを満喫など、いろいろ使い道も広がりそうです。筆者は近いうち、近所で見つけたあのポルシェをお借りしてみようと思います。怖くてアクセルが踏めるかどうか心配ですが・・・。

 

 

なお、エニカでのオーナー登録の際は
こちらの招待コード『ft7777』を使うことで

・プラットフォーム手数料(オーナー売り上げの10%)が1ヶ月間無料
・プロモーターからシェアを伸ばすためのアドバイスがもらえる

といった特典があるので、ぜひ活用されてみてください。