えっ?こんなに取られるの!?
アプリのボタン1つで配達受付を開始/終了できることから、時間を選ばず自由なスタイルで注目を集めるUber Eats。
皆さんが気にされている「手数料」について、現役配達員の視点でまとめて解説していきます。
一見高い手数料は気になるものの、それでもUber Eatsの配達パートナーをオススメできるポイントももちろんありますので、ぜひぜひ最後まで読んでみてくださいね。
Contents
手数料は驚異の35%!
Uber Eatsの配達報酬は、基本的に以下のような計算式で構成されています。
お支払金額
お支払い = (1) 基本料金 × (2) ブースト + (3) 特別キャンペーン[不定期] – (4) サービス手数料 35%
UBER EATSの「支払い金額」=「収入」は、上記で構成されています。「サービス手数料(以後手数料)」がかかるのは、「(1)基本料金」に対してのみで、「(2)ブースト」や「(3)特別キャンペーン」へはかかりません。
では、それぞれの項目について、もう少し詳細に見てみましょう。
(※【UBER HPお支払いについて】を元に、筆者が加筆しました)
- 基本料金
(a)受け取り料金:¥350+(b)受け渡し料金:¥170+(c)距離料金:¥150/kmで構成されます。
(a)受け取り料金と(b)受け渡し料金は固定金額、(c)距離料金は配達距離により金額が変動します。 - ブースト
配送料に掛け算される倍率です。曜日や時間や地域によって異なる倍率が設定されます。
注文が多い時間帯や、注文が多いけれど配達員が少ないエリアなどでブーストをかけ、配達員を集めるそうです。 - 特別キャンペーン
上記ブーストに加え、特別なイベント時などに「特別キャンペーン」が実施されることがあります。 - サービス手数料
(1)の基本料金へ35%かけた金額です。
それでは、実際の配達・報酬の例で見てみましょう。
ある日の配達例1:配達距離2.7km、売上報酬875円の場合の手数料
恵比寿のとある人気店から、白金台への配達です。
<乗車売り上げ詳細>
(1)料金:875円
- 距離料金:2.7km×150円/km=405円
- 受け取り料金:300円
- 受渡料金:170円
(2)Uber手数料:-306円
- 875円×35%
合計支払い額:(1)+(2)+(3)=569円
料金875円のうち、306円も引かれるとかなりのインパクトです!!涙
<実際の明細>

ある日の配達例2:配達距離4.17km、売上1,094円の場合の手数料
渋谷のとあるカフェから白金台への配達です。
<乗車売り上げ詳細>
(1)料金:1,094円
- 距離料金:4.17km×150円/km=624円
- 受け取り料金:300円
- 受渡料金:170円
(2)Uber手数料:-383円
- 1,094円×35%
(3)ブースト:219円
- (1)料金1,094円×1.2倍
※ブーストの倍率は、エリアや曜日・時間帯により異なります。
合計支払い額:(1)+(2)+(3)=930円
この日はブーストが発生していたので、ブーストの無かった配達例1に比べると、
割引かれ感は若干少なく感じます。
(が、それでも悲しい・・・)
<実際の明細>

出金手数料はかからないの?
Uber Eatsの支払いのサイクルは、月曜日〜日曜日までの売り上げが、その週の木曜、金曜あたりに指定口座に着金する、というのがおおよその流れです。
金額に関係なく、少額でも売り上げがあれば毎週入金されます。
(※具体的には、毎週月曜午前4時が締め日で、水曜以降に明細確認が可能、明細が発行された翌週の火曜日までに送金処理が行われ、利用している金融機関により着金日が決まります。)
一般的に、ランサーズをはじめとするクラウドソーシングのアプリやWEBサービスを利用し、自分の銀行口座へ出金する際には振込手数料を徴収されるケースが多いのですが、Uber Eatsの場合、振込手数料は一切かからないですし、先述の通り金額に関わらず毎週振り込みをしてくれるので、支払についてはとても良心的だと私は感じています。
報酬受け取りのレスポンスが早いというのも、副業目的においてはとてもありがたい点だと思う方も多いのではないでしょうか。
注意:手数料以外にかかる費用
手数料が気になる方にとっては、その他の出費もチェックしておきたいところ。
いくつか見ていきましょう。
Uber Eats配達バックのデポジット
皆さんご存知のあのバックです。パートナー登録会へ参加した際に渡されるのですが、合計8,000円がデポジットとして発生します。
配達開始から4週にわたり、毎週2,000円ずつ収入から控除される形で精算されていきます。
(※収入が2,000円に満たない場合は翌週へ繰り越されます)
ただし、配達バックを返却した際には、デポジットは返金されますし、
万が一壊れてしまっても無料で交換してくれますのでその点は安心です。
実質負担は0円だというのもUber Eatsの良いところですね。
(※ちなみにバッグを盗まれたり紛失した場合は、デポジットは返金されないそうです)
交通費
Uber Eats配達パートナーの必需品といえば、バイクや自転車などの配達車両。
私は自分の自転車を使用し、近隣エリアで配達しているため交通費などは発生していませんが、中には人気エリアや、ブーストの発生しているエリアへ移動してレンタサイクルをしたり、月契約でバイクをレンタルして配達するという、アグレッシブな戦略をとられている方もいらっしゃるようです。
その場合は、配達地までの移動の電車・バス代金や、車両レンタルの料金が発生します。
Uber Eatsのサイトでも、車両レンタルの案内を掲載したりと、車両レンタルをしての配達も案内しています。
(※バイクのレンタルは月額16,000円から、自転車のレンタルは月額4,000円からあるようです)
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画像引用:UBER EATS HP 車両レンタルのご案内-東京-より
お住まいの地域によって大きく変わるので、調べられてみると思わぬレンタルサービスを発見できるかもしれません。
それでも、Uber Eatsをおすすめできる理由
私自身、元々はUber Eatsのユーザーとしてサービスを使っていましたが、テレビでホワイトカラーのサラリーマンが日頃の運動不足の解決のためにUber Eatsの配達パートナーをしているというニュースを見て、興味を持ちました。
そして、副業元年と叫ばれる2018年ですが、私の本業は企業人事として副業制度を導入する立場であり、
「まずは自分も副業をやってみよう」ということで始めたのがきっかけです。
副業を行う目的は、成長、キャリアアップ、やりがい、収入など様々ですが、私にとってUber Eatsの配達パートナーは「運動しながらお小遣いをもらえ、人から感謝される時間」であり、まさに至れり尽くせりな環境であったことがUber Eatsを始める大きな要因となりました。
本業があるので、私が配達するのは気が向いた休日の昼間のみ。予定がないと、お昼過ぎまでダラダラして・・・というのもザラでしたが、晴れた日に、少し早起きをして、普段走ることのない都内の道を自転車で走るのは、とても気持ちが良いですし、お届けした先のお客様に、「ご苦労様」や「ありがとう」と直接感謝されるのはなかなか嬉しいものです。
また、休日は大体ブーストが発生しているので、割増がついたり、配達件数に応じたインセンティブがもらえたりと、少しの時間で思いがけない売上になることもあります。
まとめ
「今から行こう」で始められ、「疲れたからもう終わり」と、自分の意思で選択して気軽に出来ることが、本業がありながらも楽しくストレスなく続けられる大きな一因として人気のUber Eats。
フタを開けてみると35%と高い手数料ではありますが、ブーストや自由度などそれ以上のメリットがあるので、Uber Eatsの配達パートナーを検討中の方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
なお、その他の費用については、下記記事でもまとめています。
https://fukugyo-techo.jp/Uber Eats-operating-expenses/
なお、Uber Eats配達パートナー/副業をはじめるのに必要な知識など、初心者向けの情報を網羅した下記記事もご参考ください。
また、
Uber Eats配達パートナーをはじめてみよう!と思った方は、下記の公式募集ページへ進んでみましょう。
[ccaf_Uber Eats]