Uber Eats

自転車を制するものは配達を制す?Uber Eats(ウーバーイ-ツ)における自転車のオススメお手入れ方法をご紹介します

人力によって前進する自転車。高性能な自転車ほど脚力を効率的に伝播させることはご存知かもしれませんが、一般的なシティサイクルでも一手間かけるだけで効率的に運用することが可能です。少ない力で前に進めることができれば体力的スピード的に、こなせる配達オーダー数も増えてくるはず。

今回は小学生の頃に実践したような限界までの軽量化とまではいかなくとも、自転車全般における運転効率=配達効率をぐんと上げるためのメンテナンス術やプチカスタムをご紹介しようと思います。

自転車のお手入れ&プチカスタムをご紹介

タイヤの空気圧を適正に保つ

もっとも身近なお手入れ方法がこれ

パンクした自転車を運転すればお分かりのように、タイヤの空気が少ない状態だとタイヤと地面との摩擦が必要以上に発生してしまい大きなパワーロスとなります。自動車やオートバイでも走行性能や燃費に直結する、とても大事なメンテナンス要所です。

完全なパンク状態とまではいかなくとも平地走行時に「ミチミチ」といったロードノイズがタイヤから鳴っていたり、段差でガツンとリムを打ち上げるような固い手ごたえを感じたり、旋回時に「ベリベリ」とタイヤの鳴りが目立つようでしたら、空気圧が足りていない可能性が大。

タイヤの空気は自然と抜けるため、2週間に一度程度は出発前に、フロアポンプやハンドポンプなどで空気を適正まで加えてあげましょう。ただし、カチカチに空気を入れすぎるのもよくありません。

また、配達中にタイヤの空気の減りを感じた際には、街の自転車屋さんで空気を入れてもらう(※多くは無料です)ほかにも、夜間などはパチンコ屋さんによく設置されている空気入れを使って補てんする手段もあります。

↑このような小型ポンプ(全長20cm)だと室内での場所も取らず、水遊びやツーリングといった別用途での持ち運びにも便利です。街中で空気が抜けて困っているお姉さんの前に颯爽と現れ、レスキューすることもできるかもしれません。

私は米式→英式トロンボ+お助けチューブを組み合わせて愛用していますが、自転車程度であればしっかりと空気も入ります。なお上記製品の新品開封直後はシリコンスプレーまみれのベトベトのグジュグジュなので注意しましょう。また、これ単体では一般的な自転車の英式バルブに非対応です

チェーンを洗浄&注油

チェーンは動力を後輪に伝えるための部品であり、タイヤに次いでパワーロスの発生するパーツです。チェーンが錆びていたり、キュルキュルと音が鳴っていたらコマ同士の摩擦が発生している合図であるため、走行時のムダを無くすためにもすぐにお手入れしてあげましょう。

多段スプロケット搭載車で半回転ねじれる(※ロール方向)ほどコマが伸びきってしまっていたり、あるいは錆が侵行してコマ同士が固まってしまったようなチェーンは交換してしましょう。

高価なクロスやロードバイク以外だと↑ここまでしてお手入れする必要もなさそうですが、定期的にパーツクリーナーでざっと洗浄、注油するだけでも走りの軽さが変わってきます。

また、砂やホコリを拾いにくくするために、ルブの注油後は新聞紙やウエスなどで余分な油を落としておきましょう。塗りっぱなしだと黒い、モコモコのチェーンへと進化(退化?)してしまいます。

回転部品をグリスアップorベアリング交換(※上級編)

軸受け部分のメンテナンスは難しい!

ここまで来るとちょっとしたメンテナンスとは言いがたいのかもしれません。

分解にはいくつかの工具と手間を要しますが、ステム、ペダルの軸受け部やフロント/リアホイールのハブベアリング(車軸)、クランクのボトムブラケットといった回転部品のグリスアップを行うことで回転の抵抗を減らすことができ、なめらかに走行できるようになります。ゴリゴリとした手ごたえや、回転に抵抗を感じた場合はグリスが砂を噛んでいたり、グリスが抜けていたり、あるいはリテイナーが破損していたり、ベアリング球そのものが傷んでいる可能性があります。

ベアリングの手入れは、3年に1度程度は必要だとされています。高価なクロスやロードに乗りっぱなし、という方は自分でお手入れしてみたり、サイクルショップにメンテナンスを依頼してみてはいかがでしょうか。

ベアリング部品への潤滑剤はNG

パーツの分解・グリス交換がめんどくさいからと、上記の部品に潤滑剤を吹き付けるのはグリスが溶け出てしまうためNGです。油分を失ったベアリング球は砂やホコリによってどんどん磨耗を進めてしまい、結果的にベアリングそのものの交換を早めてしまいます。

5-56をはじめとした潤滑剤はブレーキレバーのボルト部やピボット、ブレーキワイヤーチューブの出入り口、スタンド、鍵部品、変速可動部の潤滑やボルト・ナットの錆防止・潤滑のために薄く塗布する目的で使いましょう。

ライトをLEDのクリップ式のものに転換

夜間走行時はたとえ自転車であってもライトを点灯させなければいけません。

古い自転車のライト、とくにダイナモをタイヤに押し当てて点灯させるタイプ(※ブロックダイナモと呼ばれます)だと電球ひとつに対して結構な負荷を感じたり、音がうるさく感じた方も多いのではないでしょうか。

そんなときは100均やamazonなどに売っている小型のLEDライトを、クランプなどを使いハンドルバーなどへ別付けしてしまいましょう。LEDのライトはとても軽量で明るく、電池の持ちも驚くほどに長時間です。

ダイナモ+ライト部はわりと結構な重量物(約300g)となるため、LEDを搭載したあとはスパナやモンキーレンチなどで外してしまいましょう(防水機構であるため、雨天用に残しておいても良いかもしれません)。

パンク修理もそんなに難しくありません

自転車屋さんにお願いすると一般的なシティサイクルだと1,000~2,000円、スポーツサイクルだと3,000円程度のお金が掛かるパンク修理。ここでは一般的な自転車タイヤの形式である英式バルブタイヤでの修理手順をざっくりとご紹介します。

自転車タイヤのパンクの多くの原因である『タイヤチューブの穴あき』に関しては、1時間~30分程度で修理することができます。必要な工具はバルブのボトムナットに合ったスパナか小型のモンキーレンチとパンク修理キットのみ。パンク修理キット自体もamazonなどで安く購入可能です。

必要なものは

  • タイヤレバー×2(高価なホイールであればプラスチック製のものを)
  • パッチ
  • 紙ヤスリ
  • ゴムのり
  • スパナ(モンキーレンチ)
  • 空気入れ
  • バケツ類
  • (※あれば)シンナー・無水エタノールなどの洗浄溶剤とウエス。ドライヤーがあると時短

くらいです。

画像は省きますが、自転車パンクの修理方法はネット検索すればたくさん出てきますので参考にされてみてください。ホイール自体を車体から外さなくとも、スタンドを立てた状態で修理できます。

1.まずは虫ゴムをチェック

パンクの原因はチューブの破損ではなく虫ゴムの劣化にあるかもしれません。虫ゴム自体は消耗品であり安価ですので、虫ゴムの端が割れたり崩れていたり、怪しい劣化具合であれば新品に交換してしまいましょう。少しタイヤに空気をいれてバルブの穴につばなどをつけ、バルブからの空気漏れをチェックします。

2.タイヤレバーでタイヤの片側を外し、水に浸して空気漏れチェック

虫ゴムに問題がなければトップナット、バルブコア、ボトムナットを外し、2本のタイヤレバーの”てこ”の原理を使ってビード部をホイールリムの片側へ外します。レバーが飛んでこないようにレバーをしっかりと押さえ、タイヤを外す際はチューブをホイールリムやビード部の間で噛まないよう注意しましょう。

タイヤの片側が外れるとタイヤ内部のチューブを取り出せるようになります。バルブコア、トップナットを付けたチューブに空気を入れ、水の入ったバケツなどにチューブを浸してチューブ全周の空気漏れをチェックします。

虫ゴムやバルブそのものに破損がなければ、どこかで空気が漏れているはず。

3.穴あき箇所を修理

穴の空いた場所を特定したらパッチの食いつきが良くなるようその周囲にヤスリを掛けてよくならし、シンナーや無水エタノールを塗布したウエスなどで拭います(※出先で溶剤が無い場合はきれいな水でも構いません)。その後ゴムのりをチューブの穴あき周辺に薄く広く塗布し、よく乾燥させてからパッチを当て、ウエスを当てた上からローラーなどで圧着します。このときドライヤーがあるとのりが早く乾きます。

チューブをタイヤ内部に納める際には、チューブにねじれや寄りが発生しないよう確認しながら作業を進めましょう。キチンと収まっていないと走行中にタイヤがでこぼこしたり、最悪チューブが銃撃のような激烈な音を立てて破裂してしまいます(※経験済)

4.修理完了!自転車屋さんに頼んでもいいかも・・・

自転車のパンク修理は慣れていれば30分、慣れていなくとも1時間程度で完了します。必要な工具もパンク修理キットくらいで済みますが、そこまで高い頻度で発生するものでもないため、ここまで言っておいてなんですが、めんどくさいと思ったら自転車屋さんや整備工場にお願いするのも普通にアリかと思います。お値段も、技術料と所要時間を考えれば十分に納得できる範囲でしょう。

まとめ

一部のメンテナンス方法をのぞき、お手持ちの自転車の潜在能力をお手軽に引き出すメンテナンス&カスタムをわずかながらご紹介してみました。

とくにタイヤの空気圧の調節は、乗り出し毎に実践可能で走行の抵抗を大きく減らすことのできる自転車の基本メンテナンス方法です。

配達で使うためのエネルギーを余計なものに奪われないよう、愛車の手入れは怠らないようにしたいですね!

 

なお、Uber Eats配達パートナー/副業をはじめるのに必要な知識など、初心者向けの情報を網羅した下記記事もご参考ください。

【特集記事】Uber Eats配達パートナー/副業で稼ぐための実践ガイドへ

 

また、
Uber Eats配達パートナーをはじめてみよう!と思った方は、下記の公式募集ページへ進んでみましょう。

[ccaf_Uber Eats]